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職場の人間関係の調整ですか。

人間関係抜きに仕事ができたら楽だろうなあ、とか考えることありますよね。

ちなみにどのような人間関係でしょうか?自分の場合は、ある大企業の海外拠点を統括する偉い人とその拠点の幹部(偉い人から見れば部下、自分から見れば上司)の調整で色々ありました。

ちなみに自分は拠点採用の契約社員という立場で、営業系の部署にいました。

自分の拠点を統括している偉い人が、月に1回くらい視察に来るのです。

この偉い人は直接話してみると悪い人間ではないのですが、我侭なところがあってホテルの部屋が気に入らないだの、ゴルフの予約の時間が早すぎるだの、社内接待をする側としては面倒臭いことこの上ない人でした。

拠点の営業課長(私の上司)からすると、拠点を統括する上司である上に、生産系派閥のボスでもあるこの人の機嫌を損ねるわけにはいかない、かと言ってかかわるのは面倒なことばかり、という状況でした。

私の上司は、結局この面倒ごとを私に丸投げしてしまったのです。

「君とあの方の立場の差は、一水兵と提督くらいに大きいのでくれぐれも粗相のないようにやってくれたまえ」と言われた時の困惑を今でもはっきり覚えています。

まだ、中途で入社したばかりの私は正直なところ丁寧に接しようと気を配ったのですが、視察日程での細かい部分や、ホテル、食事の予約、食事会のメンバー選びなどについて、この人からかなり叱責を受けました。

視察が終わった後、私の上司は「誰がやってもあんなものだよ」とフォローがありましたが、この偉い人が来るたびに、かなりの重圧で出社拒否したいくらいの気持ちでした。

ある時、この偉い人が視察中にゴルフの予約時間についてクレームを入れてきたので、最初はただただ平謝り状態だったのですが、この時おそらく自分の我慢の限界を超えたのだと思います。

ただペコペコするのをやめて「なぜこの時間になったのか」、「視察が決まった時点での予約可能なゴルフ場のこと」、「この町でのゴルフ場の人気状況」などを真っ向からやや半ギレのような口調で反論してしまいました。

自分の中では「ああやってしまったなあ」と思ったのですが、偉い人曰く「そうなんだ、初めて知った。ありがとう」という意外な反応が返ってきました。

後でわかったのですが、本社採用のキャリア組(私の上司を含め)は、上下の差というのが身に染みついてしまっていて、この偉い人のご機嫌をとることを優先してしまっていたようでした。

この人の我が侭も、そういった周りの態度への苛立ちもあったのかもしれません。

この時から自分は、丁寧に接するというよりも、たとえ本人の意向に沿わなくても分かりやすく説明する、ということを心がけてうまくいくようになりました。

人間関係の調整に意味がないとは言いませんが、時には是々非々で正面から体当たりしてみるのも手ではないでしょうか?私の経験がすべてのケースに適用できるとは思いませんが、まあ参考までに。